インプラントのリペア
High quality implants
インプラントリペア~インプラント周囲疾患
他院でインプラント治療をおこなったが、治療後インプラントの周囲が腫れてしまったり、痛みがでてしまった場合は「インプラント周囲疾患」の疑いがあります。 炎症の程度によって、治療法が異なりますので、早めの受診をお勧めいたします。
目次
01.インプラント周囲疾患とは
上顎の奥歯で骨がない場合の骨造成方法には大きく分けて2つあり、既存骨の量(現状での骨の量)によって適応が変わります。 通常、インプラントの長さは約8~10mm前後のものを使用します。 そのため、既存骨の高さが10mm以上ある場合は、骨造成を行う必要はなく、そのままインプラントを埋入することが可能です。しかしながら、既存骨量が8mmに満たない場合には、上顎洞の底部にある粘膜(上顎洞底粘膜:シュナイダー膜とも呼ばれます)を挙上しスペースを作り、そこに骨造成をすることで骨の高さを増やす処置、すなわち上顎洞底挙上術が必要となるのです。
i インプラント周囲粘膜炎
インプラント周囲の粘膜のみに腫れや発赤がみられる場合、インプラント周囲粘膜炎と診断されます。インプラント周囲粘膜炎のほとんどが、インプラントクラウンの周囲の清掃不良が原因であるため、インプラントのクリーニングと抗生剤の局所・全身的投与によって改善します。
ii インプラント周囲炎
インプラント周囲の粘膜だけではなく、インプラントを支える周囲の骨まで炎症が進行し、骨の一部が吸収している(溶けてなくなっている状態)場合は、インプラント周囲炎と診断されます。インプラント周囲炎の場合、粘膜の炎症をおさえることは可能ですが、失われた骨が戻ることはありません。インプラント周囲粘膜炎と同様にインプラントのクリーニングや投薬に加え、場合によっては外科的なデブライドメント(粘膜を開いて直接的に汚染したインプラント表面の清掃)を行うこともあります。あまりに骨の吸収が著しい場合には、インプラントを除去することもあります
02.治療の流れ
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各種検査
CTなど各種検査後、治療計画についてインフォームドコンセントを行います。
急性症状がある場合は投薬を行います。 -
歯周基本治療
インプラントを含めたお口の中の全体的なクリーニングを行います。
インプラント上部構造を外し、周囲をよく清掃します。 -
約2週間
状況の確認をします。-
右下のインプラントから膿が出ています。
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クラウンを外すと内部が汚れていました。
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約1ヶ月
デブライドメントを行います
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メンテナンス
インプラントの患者さまには、3ヶ月に1度のメンテナンスを推奨しております。
03.治療のリスク
インプラントを支える骨が著しく吸収を起こすインプラント周囲炎では、外科的なデブライドメントでは効果が見られずやむを得ずインプラントを撤去せざるを得ないケースがあります。インプラント除去後の部位へのインプラント再治療は文献的にも成功率が低く、また、骨が不足しているため骨造成が必須となります。
あまりに骨がない場合には、インプラントではなく義歯などを使っていただくことになる場合もございます。
あまりに骨がない場合には、インプラントではなく義歯などを使っていただくことになる場合もございます。
04.治療期間
炎症の程度にもよりますが、
インプラント除去が必要ない場合は約3ヶ月程度で治療は完了いたします。
インプラント除去が必要ない場合は約3ヶ月程度で治療は完了いたします。
05.費用
他院埋入のインプラント上部構造のやり直し | 220,000円 |
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■インプラント周囲炎の再生療法
レントゲン検査(CT撮影・CT分析・術前術後の確認) | 22,000円 |
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外科的デブライドメントおよび再生療法(骨補填材など含む) | 165,000円 |
合計 | 187,000円 |
※価格はすべて税込みです
※上記とは別途、再診料が必要となります
06.恵比寿マルオ歯科のインプラントリペアの特徴
- 最新の歯科用CTを導入しているため、最低限の被曝でレントゲン検査を受けていただくことが可能となっています。
- インプラント専門医による迅速かつ正確な手術をおこなうため、患者さまの手術へのご不安を最小限に抑えることが可能です。
- インプラント治療専門医として、難症例や他院でのトラブル症例を多く経験しており、豊富な経験があります。
- 最新のエビデンス(医学的根拠)に基づいて、治療をおこなっているため、他院よりも治療期間を短縮しておこなうことが可能です。